役員
2022年1月15日改選 任期:令和4年(2022年)1月~令和8年(2026年)1月
顧 問
渡辺 昭夫 (東京大学名誉教授)
中西 輝政 (京都大学名誉教授)
会 長
小林 泉 (大阪学院大学教授)
副会長
黒崎 岳大 (東海大学准教授)
理 事
奥迫 元 (早稲田大学准教授)
加々美 康彦(中部大学教授)
茅根 創 (東京大学教授)
須藤 健一 (堺市博物館館長)
畝川 憲之 (近畿大学教授)
関根 久雄 (筑波大学教授)
東 裕 (日本大学教授)
真山 全 (大阪学院大学教授/大阪大学名誉教授) (五十音順)
監 事
岩撫 明 (元 在ソロモン諸島臨時代理大使)
甲山 員司 (株式会社サンヨープレジャー)
設立趣旨
平成24年5月、沖縄で6回目の「太平洋・島サミット」が開催された。これまで島サミットの国民的関心度は低かったが、今回は様々なマスメディアが取り上げたことで、多くの日本人の知るところとなった。近年、気候変動による環境問題への関心や中国の太平洋進出に伴う国際関係の変化によって、島嶼地域に焦点が当たる機会が増えている。メディアの大きな扱いも、このことと無縁ではなかっただろう。
こうした状況の中で、私たちは太平洋諸島地域と日本の関係性を科学する研究学会を立ち上げることとした。
日本国内における太平洋の諸島研究と言えば、これまでは文化人類学の独壇場だった感がある。それは島々が小規模社会であり、中心地域から隔絶していたために、社会科学の研究対象となるアクターとして認識される機会が乏しかったからだ。しかし近年、島々をめぐる国際環境は一変し、日本と太平洋諸島との今日的諸問題の追究には、従来分野に加えて、政治、経済、法律などの社会科学分野はもちろん、環境、海洋、資源などの自然科学分野まで含めた学際的アプローチが不可欠となってきた。国際協力や国家政策の策定の際には、こうした総合的な地域理解が求められるからである。
そこで本学会では、太平洋の諸島地域に関する内外の叡智を結集するとともに、さらなる研鑽を重ねることで、太平洋をめぐる諸問題に関する知的レベルの向上を目指すこととした。そしてその研究成果が、太平洋諸国の発展はむろんのこと、広く太平洋に関わる国々の良好な国際関係の構築に貢献できるものでありたいと願うものである。
太平洋諸島学会 会長 小林 泉(平成24年9月)
太平洋諸島学会会則
太平洋諸島研究投稿規程
事務局
107-0052 東京都港区赤坂8-10-32 アジア会館3階
一般社団法人 太平洋協会 内
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