第8回研究大会の開催概要

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※10/24(土)中締切、太平洋諸島学会会員限定

日時 2020年10月31日(土)14:00開会 16:00頃閉会

会場 Zoomによるオンライン開催

参加費 無料

参加資格 太平洋諸島学会員

■次第
14:00 開 会 小林会長/研究大会委員長挨拶

14:10 シンポジウム「太平洋島嶼の地域性を踏まえた持続可能な開発とは何か」

 SDGsは経済、環境、社会に関わる諸課題を克服し、「誰一人取り残さない」ことを基本理念とする人類共通の普遍的開発目標である。同時にそれは、多様な文化の相互理解の促進や国別・地域別のきめ細かい目標設定など、個別性も強調されている。太平洋島嶼国には、国家としての経済成長や個人や世帯の現金収入等の近代的欲求がある一方で、産業振興に直接関わらない経済行為、それらと結びついた伝統的な相互扶助的関係が根強く存在し、それらが結果的に人々の暮らしの「豊かさ」を支えているという指摘もある。
 このような太平洋島嶼地域の特徴に照らして持続可能な開発を捉え直したとき、どのような持続性の姿が浮かび上がってくるのだろうか。
 そのことについて本シンポジウムでは、サブシステンス、環境・防災、経済開発、法学に関連した視点から考察する。

趣旨説明 関根 久雄(筑波大学)5分
発表1:「持続可能な開発とサブシステンス-ソロモン・マーシャルの事例から」
関根 久雄(筑波大学)20分

発表2:「持続可能な開発と制度の脆弱性:経済開発と主権維持の視点より」
畝川 憲之(近畿大学)20分

発表3:「小島嶼国のサステナビリティを高める環境・防災分野の開発の取組み」
三村 悟(JICA緒方貞子平和開発研究所)20分

発表4:「持続可能な開発と土地所有制度」
東 裕(日本大学) 20分

ディスカッション(質疑応答含む) 20分

まとめ 関根 久雄(筑波大学)5分

16:00頃 閉会挨拶 黒崎副会長